リハビリ職に将来性はあるのか【今後のリハビリ職の収入は激減か?】

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これからリハビリ職を目指そうと思っているけど、将来性はあるの?
現在、リハビリの仕事をしているけれどこのまま仕事を続けていて大丈夫だろうか?

現役の言語聴覚士がお答えいたします。

 

 

これからは給料が減っていくのかな? リハビリの仕事は大丈夫か?

>> これから給料が「下がる仕事」「上がる仕事」全210職種【表一覧】 

給料が下がる仕事の80位に理学療法士、88位に作業療法士、89位に言語聴覚士が入っている。

 

 

リハビリ職の将来性について・・・ずばり、結論から言うと

結論→将来性はある。しかし、楽観視はできない。リハビリ職でも格差が広がる可能性が高い

 

 

本記事ではその根拠を下記の内容で解説します。

 

 

リハビリ職はなくならない

 

 

2022年には団塊の世代が75歳以上を向かえリハビリの需要もそれに伴い伸びるのでは?

その通り、需要は伸びることが予想されています。

 

 

 厚労省がまとめた資料でも需要ケースが3パターン想定されていますが、その全てで需要は伸びると予想されています。

>>理学療法士・作業療法士需給分科会が再開され、需給推計(案)が示される

 

私が勤める病院でもリハビリ件数は増えており、特に超高齢患者(90歳以上)のリハビリ件数は増えており2008年度の3倍になっていました。

 

 今後もリハビリ職の需要は伸び、リハビリの仕事がなくなることはなさそうです。また、今後は多くの仕事がAIに代替される可能性がありますが、リハビリの仕事は患者さん一人ひとりに向き合い支援していく仕事です。人との関りが強い仕事であるため、AIがやるには難しいでしょう。

 

 

楽観視できない理由

 

 

リハビリの需要は伸びているのになぜ、楽観視できないの?

それは需要に対して供給が多いからです。「理学療法士」は特にその傾向が強いです。

 

 

 理学療法士・作業療法士は現状でも供給過多傾向であり、2040年頃には供給数が約1.5倍となる予想されています。今後は養成校の質や評価を見直す方針案がでています。資格を取るのが難しくなってくるかもしれませんね。

 言語聴覚士は理学療法士・作業療法士のように詳細な資料がなく、実態の把握が難しいのですが、厚労省の平成28年の需給調査資料から引用すると、

>> 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士需給調査 ( 四病院団体協議会 )

団塊世代が全て75歳以上になる超高齢社会2025年に向けての雇用意向の質問を行った。「増やしていく」の回答は、理 学療法士38.8%、作業療法士42.2%、言語聴覚士33.7%であった。 高齢社会による嚥下障害の訓練や 脳血管リハビリなど今後リハビリが必要とされる疾患の増加、地域包括ケア病棟への転換を考えて人員増加を考える施 設がある一方、診療報酬改定や医療制度の変更を見越して「未定」と回答する施設も多く見られた。

  現状を把握する設問について、「募集しても応募が少ない」が作業療法士59.3%、言語聴覚士58.5%となり、理学療法士 32.9%に比べ人員確保が困難である状況がうかがえる。「将来は供給過多になる」の集計結果について、セラピストの中 でも年間合格者の多い理学療法士が26.6%の回答となり、他の2職種と比べ高かった。

 

 現場としては現状は募集しても作業療法士と言語聴覚士は人が集まりにくいみたいです。将来供給過多になるの回答は、理学療法士が26.6%、作業療法士が15.3%、言語聴覚士が8.9%でした。

 言語聴覚士が供給過多になる可能性が低いのは、医療職では新しい仕事だからでしょう。言語聴覚士は他の2職種に比べるとまだ担い手が少ないのでしょう。

 ちなみに、理学療法士および作業療法士法施行されたのは1965年(昭和40年)で言語聴覚士法は1998年(平成10年)に施行されています。

 

 

『私の就活の実体験』 

 5年前になりますが、私が就職するときは就職先に困ることはなかったです。周りでも就職できなくて困っているという話はきかなかったです。また、施設見学に行くと「言語聴覚士は大歓迎です。」と言われたことを覚えています。今でも公的病院でも人を集めるのに苦労しているところがあると聞きます。

 

 とはいえ言語聴覚士も有資格者が年々、増えて続けており、ゆくゆくは理学療法士と同じ道をたどる可能性があります。

 

 

リハビリ職も格差社会に?

  AIに代替される可能性が低く、今後もなくならない仕事だと考えれます。しかし、このままでは需要よりも供給が増えてくる為、需要を分け合うことができなくなります。競争に勝てる病院や施設、セラピストは多くの恩恵を受けますが、それ以外は淘汰される可能性があります。リハビリ職は格差が広がりやすい職種になってくると言えます。

 

 

リハビリ職に求められること

 

ずばり、好奇心とモチベーションでしょう。

 IoT、AIやロボットなど世の中が変革してきている中、リハビリを行う上でもそれらの知識がないと淘汰されるでしょう。その為には好奇心を持ちリハビリの専門的な知識のみならず幅広く世の中を見通す力が必要になってきます。また、リハビリ職を楽しく続けていくモチベーションが大切になります。

 実際、 ロボット(HALなど)や自動運転技術、音声認識技術が目覚ましい進歩を遂げ、障害を抱えている方を支援する選択肢が広がってきています。現在、行われている歩行訓練や日常生活訓練や高次脳機能訓練なども技術進歩に伴い大きく変わってくることが予想されます。

 例えば、理学療法士×ロボット工学、作業療法士×IoTの知識、言語聴覚士×教育学×プログラミングなど複数の分野に強いと重宝されるでしょう。

 

 詳しくはこちらの記事に掲載予定です。

>>生き残る為にリハビリ職がすることは【人生100年時代を生き残る】

 

 

まとめ

今後は資格を取って漠然と働くだけでは生き残れない。セラピストとして明確な目標をもって、勉強の幅を広げ人間力を高めていくことが重要になってくる。

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